ミニマリストになろうと思ったきっかけ
以前は社宅に住んでいました。
3DKの古い団地で、収納がたくさんある家でした。
仕事がとても忙しく、休日はぐったりと寝ることがほとんど。たまに出掛けるとストレスを発散すべく買い物をする。
家の中はモノで溢れかえっていました。
掃除は、足の踏み場がなくなったら重い腰をあげて長時間かけてする。一見片付いているように見えるが、押入れに詰め込んでいるだけ。
↑ゴミはその辺に捨てて、服は脱ぎ散らかして。。
↑地震が来たらどうするんだ。。。。
仕事もプライベートもうまく回らないのは部屋が片付いていないから、モノで溢れかえっているから。
頭の中と部屋はリンクしていて整理整頓できていないから全てがうまく回らない。
きっとそうだったように思います。精神的に限界が来て、鬱病になってしまいました。
引越しの準備ができない
退去期限が迫っていました。
そこに住めるのは5年と決まっていたので。
実家に住む父が亡くなり、母がひとりで暮らすことになって
「一緒に住む準備をしたほうがいいかもな」と一軒家を購入。
諸々の手続きを終えて鍵を受け取り、さあいよいよ引越しの準備を始めるも
モノが出てくるわ出てくるわで、一向に荷造りが進みません。
後輩にヘルプを要請。来るなり「本当に引っ越すんですか?」「これじゃ終わらないよ!」ともうパニック状態。
全部運べる量じゃないし、自分たちだけでは処理できずに
お金を払って業者に捨ててもらった。ふう。。。。
2日間寝ずに荷造りをして何とかかんとか引越しを終え、
新居での暮らしが始まりました。
ミニマリストとの出会い
新居の間取りは4LDK。
モノがおけるスペースは十分。
喉元すぎればで、またモノが徐々に増えていくのでした。
階段下にスペースがあって
「ここに置ける棚を買おうかな」なんて
仕舞うモノがあるからじゃなくて、そこに場所があるから収納を買う、といった感じで無計画な買い物に出掛けたのです。
気に入った棚に出会えず、帰る途中でふらっと寄った本屋で何気なく手にしたのが、あるミニマリストの方の本でした。
モノが多いと脳のメモリーが費やされてしまう。
モノが少ないとあっという間に家事が終わる。
迷うことが減る。
無くしものが減る。
ゆっくり過ごす時間ができる。
自分自身と向き合える。
大事なことを考えるゆとりが生まれる。
これだ!と思い即購入。繰り返し読みました。
その日から私のミニマル生活がスタートするのです。
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あの時、あの本に出会っていなかったら
今どうなっていただろう。
あれから3年半の月日が流れました。
トライアンドエラーで捨てる、買う、捨てる、買うを繰り返し、今は自分のスタイルが何となく確立されつつあります。
「すっきり暮らす」って
一長一短では手に入れることができないものだな、と思います。