kurashiの暮らし

シンプル思考でちょうどいい暮らしを見つけよう

ハードルを高く設定することをやめた

以前は、仕事で何かの業務をやり終えたあとに「もっとこうすればよかったかな」と反省ばかりが先に立つことが多かったように思います。

 

もちろん収穫も多くあるし、次に向けてはプラスにもマイナスにも目を向けて振り返りをおこなう必要はあるのですけれど、マイナス面にばかりスポットを当ててしまうから充実感が得にくいのです。

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縦軸と横軸の評価

過去の自分と比べた評価を縦軸評価

他者と比べる評価を横軸評価

とするならば圧倒的に横軸評価をすることが多かった。よくあることですよね。

 

あの人は出来たのに、自分は出来なかった。

あの人はあれを持っているのに、自分は持っていない。

 

隣の芝生は青く見えるものです。でも実際自分の芝生だって十分青くて育っています。お隣さんばかり見ないで、自分の芝生に水をあげたほうが良いのです。

 

過去の自分、昨日の自分と比べてどれだけ成長できたのか振り返ると、案外変化していることや習得できたことに気付きます。昨日よりも10分早く仕事を終えることができた、この間よりも上手に相手に伝えることができた等々、縦軸で評価をすると小さな成長や変化に気付きます。本当に小さなことですが、この積み重ねが自己肯定感の育みにつながると思いました。

 

暮らしにおいても同様で、今日は寝る前にキッチンの床を拭けたな、ササッとコンロの油汚れを掃除できたぞ、一輪の花を飾って彩を添えることができた等、いちいち「できたぞ!」と思えるだけで、生きるための「生活」から、楽しむための「暮らし」になっていきます。

 

情報が溢れる時代ですから他者の様子が簡単にインプットできます。「あの人の羨ましい暮らし」と比較しがちになりますけど、参考にするくらいにして、今日の自分の暮らしを褒めてあげたいものです。

 

 

もし横軸での評価をする場合には、他者と比べるのではなく「新しい価値観」「新しいアイデア」の発見や習得の手段としての活用であれば実りがありそうですね。そういう考え方があるのか!そんなやり方があったかなるほど!が、自身の成長につながって、歩みを止めることはなくなりそうです。

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うまくいかないのが当たり前

新しい業務を担当することになった際、「初めてのことってだいたい失敗する。軌道に乗るまで時間がかかるタイプだし、まわりの人に迷惑かけちゃうかもしれないから不安だ」と、職場の同期に気持ちを漏らしたことがあります。すると同期は

 

「うまくやろうとするからだよ。はじめから失敗するって思っていれば挫折感は軽くなる。つまずいた経験の中で、ひとつふたつの気付きがあったらラッキーって思ってればいいんじゃない?」

 

と言うのです。何というか、呆気に取られました。

私はというと「よし!絶対成功させなければ!」「変化に対応して成長をしなければ!」等と前向きすぎな決意をするわけです。すると目標やハードルも高くなりますよね。結果、超えるのが難しくて「ああ、つまずいた」「越えられなかった」「転んでしまった」と感じてしまうのです。

 

そうか、最初から「転ぶ」って思ってればいいのか。そこで気付きがあればいいのか。それこそ「縦軸」の評価です。

 

私は「他人に迷惑をかけたくない」とか「失敗した自分を見せたくない」とか、どうもまわりの目を気にしがちだったことにあらためて気付きました。それは「横軸」を気にしてのことですものね。

 

それ以降、自分を褒めてあげられる場面が増え、仕事においても前向きな振り返りがレギュラーとなりました。新しいことにチャレンジする際も「怖さ」よりも「楽しみ」と感じることが増えたように思います。

 

ハードルを高く設定しないって、ラクしようとか志が低いとかネガティブな捉えではなく、着実な成長につなげるための考え方なんだな、と思ったエピソードでした。

 

着実に、ひとつひとつ。

スモールステップで。

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